「ダイニングチェア」と「リビングダイニングチェア」の違いについて
「ワインは、飲んでみなきゃ、わからない!」と有名ワイン評論家の息子が言ったので、私も言います。「椅子は、座ってみなきゃ、わからない!」(ネタが古くてすいません・・)
真面目な話、椅子は、いちばん身体に近い家具で、現代人は(人によりますが)ほんとに一日中、その上で生活しているようなもんですから、ちゃんと選びたいと思うんです。
ということで本題。今回は、「ダイニングチェア(以下Dチェア)」と「リビングダイニングチェア(以下LDチェア)」の違いについて書いてみようと思います。登場いただくチェアは、飛騨産業「森のことば」SN210とSN250、「クレセント」のアームチェアSG261Aです。
(注:SN250は現在モデルチェンジし、品番はSN240に変わっておりますが、基本的な部分は同じです)
とにかく、座面の高さが違う
まずは見た目の違いから。(DチェアSN210と、LDチェアSN250を並べてみました。)
一番違うのは、座面の高さ。通常のDチェアは40-42cm前後ですが、LDチェアは少し低く、38cm程になっています。その他、座面の広さ、背もたれもLDチェアの方がゆったりしています。
そもそも、「ダイニングルームにダイニングセット、リビングルームにリビングセット」という分け方をしていたものの、家の間取りがLDK中心が主流になり、一応ソファやリビングテーブルも置くけど、結構ダイニング周りでの生活が多かったり(我が家もかなりダイニング率が高いです・・笑)じゃあ、ダイニングセットをもうちょっとゆったり過ごせるものにすれば?というのが、LDチェアのはじまりです。
座り心地チェック
それでは、座ってみます。まずはDチェア、SG261Aから。
膝の角度と、腿裏のスペースに注目です。
次は、SN210です。
最後に、LDチェア SN250です。
見えましたか?LDチェアの方が腰が沈み込んでいます。座面が広いので、腿裏も広く支えてくれます。ちょっと設計が違うだけで、かなり座り心地が変わってきます。
ただ注意すべきなのは、座面が低く、腰が落ち着くため、立ち座りが若干、「よっこいしょ」となります。あと、ひとまわり大きな設計なので、その分重くなり、動かすのが大変になります。
まとめ
ダイニング、リビングダイニング、どちらも特徴がありますが、「ゆったりくつろぐダイニング」を取るか、「シャッと使い勝手のよいダイニング」を取るか、という事ですね。そして、LDルームをどんな使い勝手にするか。リビングダイニングの利点は、ダイニングセットでリビングセット的な使い方(コーヒー飲みながら映画を観る、とか)を兼ねさせると考えると、お部屋をすごく広くとることができます。
いずれにしても、椅子選びは、一度座ってみたほうがいいですね!ということで、ご来店お待ちしております♪(←これが本題)
リビングダイニングチェア「森のことば」 SN250
ダイニングチェア「森のことば」 SN210
ダイニングチェア「クレセント」SG261A