アーヘンへ「キリストのおむつ」を観に行って来た(その1)
アーヘン旅行記(07年6月)その①
注;下記には聖遺物にまつわるちょっとグロい表記・表現が含まれております。あしからず。
さて、以前から予告しておりましたとおり、アーヘンで7年に1度開催される聖遺物公開(Heiligtumsfahrt)に行ってきました。7年に1度!何回も言うようですが、御柱祭りレベルのレアさ!生きててよかった・・(大げさ)
アーヘンって?ドイツの旧い町です。
前日に同僚とボーリング大会で3ゲームを投げまくったにもかかわらず、朝7時に起床。というのも、朝10時から大聖堂でミサが行われるので、それを逃す手は無い!アウトバーンを飛ばしまくり、フランクフルトーアーヘン間を2時間で走破。自己記録更新!事故しなくてよかった・・・
さて、Introduction。アーヘンは、カール大帝が9世紀初頭に築きあげたフランク王国の中心地。
「当時ヨーロッパでは、多様な宗教が信仰されていました。カール大帝は保守的なキリスト教徒で、キリスト教徒だけが死後天国にいけると信じていました。そして、ヨーロッパ全土の人々をキリスト教徒にしたいと考えました。そのため、多くのヨーロッパの異教徒民族が征服され、キリスト教への改宗を拒んだ多くの人々が、帝国の軍人に殺害されました。」(注①)
この辺の時代のキリスト教の拡大とフランク王国の関係はよくわからないけれど、恐らくキリスト教(ここではカトリック)が欧州における圧倒的多数になるきっかけを与えていると思う。
まあ、細かい話はいいとして、早速、10時からのミサ!
パイプオルガンの重厚な演奏と人々の合唱は圧巻。いつ見ても、ミサは何か人を圧倒するものがあると思う。しかもアーヘンの大聖堂はものすごくおしゃれ!内壁にもびっしり装飾画が施されてるし!
さて、7年に1度の聖遺物の公開は午後1時かららしいので、まずは大聖堂の隣にある宝物庫(Schatzkammer)に行く。ここにはカール大帝の宝物をはじめ、キリスト教にまつわるグッズがたくさんあるという。
ひとつめ;黄金のマリア像。
ふたつめ;聖遺物入り円盤。意味わからん。
拡大してみると・・・・?
な、なんか入ってる!うーん、気味悪い・・・・
みっつめ;カール大帝の黄金の胸像(これはちょっと成金趣味やと思う。)
最後;ぼくの右手を知りませんか。・・・こんなところにあった!
しかも、カール大帝(と思われる)の遺骨入り。なんてありがたい・・・
という事で、オチは、「右手を探すんなら指名手配やモンタージュ町じゅうに配る前にアーヘンに行け」という事でした。
まあ正直、アーヘンは観光するにはいいとこですよ。こんな感じやし。
あとはねーおしゃれなカフェがあった!本命の、大聖堂での聖遺物公開が1時からで少し時間があったので街中をうろうろしてると発見。
Good pointその①テラス席にブランケットがかけてある!曇り空で肌寒い天気だったんだけど、これは(ドイツにしては!)気が利いてる。
Good Pointその②テーブルに花。普通かもしれへんけど、ドイツじゃなかなかレアなので嬉しくなった。心にいつも花を。
あかん。ちょっと疲れてきたし、このページはこの辺で公開!
To be continued……
注① 宝物庫に置いてある日本語の冊子から引用。但し、間違いあり。「アーヘンはカール大帝の神聖ローマ帝国の中心地」とあるが、カール大帝はフランク王国の王で、神聖ローマ帝国の王ではない。カール大帝は西ローマ皇帝の称号を受けて、彼の死後、フランク王国は分割され、西フランク王国(後のフランス)、東フランク王国(後の神聖ローマ帝国→ドイツ)となる、が正解。
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