医者になろうと思って挫折した話

(この話をするのは結構、恥ずかしいのですが、将来、二の轍を踏まないためにも、敢えて晒そうと思います。)


最近、遅ればせながら『新ブラックジャックによろしく』を読んだんです。何かにつけて影響されやすい私のことですから、すっかりのぼせて、「おれ、医者になる!」と思い立ちました。33歳なのに。外国語大学卒業なのに。家具屋なのに。嫁も子供もいるのに。



まずは少し、ネットと本で調べてみました。三十路の文系男子が、どう間違えて医者になれるというのか?ところが、意外と「不可能ではない」ということが見えてきました。


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医師になるには、国家試験に合格しなければなりません。そして国家試験を受けるには、医大に入らなければなりません。ただ、国家試験の合格率が8−9割、ということは、理論的に言えば、医大に受かりさえすれば、なんとか医師になれる!ということになります。


そうか!医大に受かる=医師になる、なのか!簡単じゃん!・・・簡単、なのか?じゃあ次に、どうやって医大に入学できるのかを調べてみました。


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まず、正攻法は、「一般入試」です。センター試験+二次試験を、高校三年生にまぎれて受けるわけです。しかし科目が多すぎる・・英数国に物理・化学・生物・・・そして、医学部に入るならセンター試験で9割取れ、と。なんだその狭き門・・


しかし世の中には正門もあれば、裏門もあります。「学士編入」です。大学卒業資格があれば、医学部の2−3学年へ編入が出来るという!おぉ。しかも学科試験は、少ないところは英語と生物(の難しいやつ)だけ!おぉぉ。これ、いけるんじゃないか?


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と、軽く思ってしまえる私の浅はかさでした。いろいろすっ飛ばしてざっくり言うと、1日10時間勉強 x 2年間でどこかに引っかかれば良いほう(K合塾講師の方 談)、という難易度の高さ。そして編入してからは、5年間で6年の勉強をやんなきゃならない。・・・短くて7年間、誰がウチのローンを払えばよいのだろう??


ということで、2−3週間私のなかで盛り上がっていた話はあっけなく頓挫しました。医師への道は息子に譲って、私はとりあえず医者以外の何かになるべく精進します。


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最近、医学部学士編入を導入する大学が増えてきて、話によると40代で合格する人もいるんだそうです。死ぬ程ヒマな人は、一度受験しては?ひょっとしたら人生変わるかもですよ。

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