【レビュー】パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』

知的アバンギャルドを標榜するアナタなら読むべきです。これは非常に面白い。★5つ、惜しみなくあげたいです(ワタシの★を貰って著者様が喜ぶのかどうかは別として・・・)



作中、
「ローマ帝国は少子化が原因で滅びた」
「日本は物凄いスピードで少子化が進んでいる」
「だから日本は危機的状況にある」


という、よく引き合いに出される三段論法をめった刺しに攻撃している箇所がありますが、この会話、まさに数年前、飲み会の席で前の会社の社長殿と交わした記憶がありました。(ワタシの論拠はオルテガ『大衆の反逆』、社長の方は弁護士さんとの話だそうで)我々は得意になって、「天下のローマ帝国が潰れるんぢゃー!少子化恐ろしいー!」とか話してたのですが、実は(似非)社会学者に捏造された説だったとは・・・


もちろん、常識的な感覚を兼ね備えていれば、「詭弁!」と断定できるのかもしれませんが、社会学的手法を逆手に取ったレトリック、もしくは知的エンターテイメントとして、十二分に読むに値する本だと思います。お勧め!

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